2015年2月25日水曜日

【報道部入試】現代文

 次の文章を読み、続く問いに答えなさい。

吾輩は大学生である。単位はまだ無い。
どこで道を間違えたかとんと見当がつかぬ。なんでも新サークル棟の3階でジャラジャラ麻雀をしていたことだけは記憶している。吾輩はここで始めてトンペー生というものを見た。しかもあとで聞くとそれは報道部員というトンペー生中で一番善良な種族であったそうだ。この報道部員というのは時々我々を勧誘し、報道部に入部させるという話である。しかしその当時は何という考えも無かったから別段入部しようとも思わなかった。ただ報道部員の掌に乗せられてスーと部室に入った時何だかワクワクした感じがあったばかりである。
床の上で少し落ち着いて辺りを見たのがいわゆる部室というものの見始めであろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一、資料で埋められるはずの棚には調味料が積まれてまるで台所だ。その後他の部室にもだいぶ入ったがこんな部室には一度も出くわしたことがない。のみならず部屋の一角にゲームが積まれている。そうして時々ピコピコとゲームをする。どうもうるさくて実に弱った。これが報道部員のするパ〇プロというものであることはようやくこの頃知った。

問一 「吾輩」が部室を見たときの心情を、50字以内で述べよ。

問二 「吾輩」はどこでどのように道を間違えたか、自由に述べよ。

問三 この文章を読んで報道部に興味を持った人は、新サークル棟320の報道部室に足を運んでみてください。

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